ReineDeer’s diary

Hermèsは馬具屋さんから、LVMHは旅行鞄屋さんから、ReineDeerはスキー屋さんから。伝統工芸×スキーブランド。

【京友禅スキーウェア物語】3 ~進化するクラウドファンディング~

3.クラファンのきっかけ(インターン学生、日本の伝統工芸を守りたい)

f:id:reinedeer:20200101110546j:plain

上部が溜色、赤、緑、黒の漆。下部がオリジナルメタリックブラウン。

スキーストックreinedeer.myshopify.com


前回クラウドファンディングしていただいた、スキーストック。

スキー板よりもお手軽に、伝統工芸を手にしていただけると思って作り始めたアイテムでした。

 

ところが、人がやってないモノづくりってやっぱり本当に大変。

共同開発(OEM)してくださるはずのメーカーさんとのスピード感が違い足並みが揃わずに思わぬ苦戦を強いられたり、日本企業が重きを置く部分は実は世界的には120%クオリティの良さとなり、Made in Japanの素晴らしさではあるものの、グローバル視点で言えば、(失礼な言い方になるかもしれませんが)too muchになってしまう。長くヨーロッパでモノづくりをしてきた私には、理解不能・想定外のことが多すぎました。

逆に私たちが考える拘り部分と合わなかったり、完成度を求めるあまり生産性が良くない状況になってしまう。などと色々あり、当初の予定よりずいぶんと遅れてしまっていました。

 

日本に「ブランド」がなく「メーカー」しかないからこそ、日本でブランドを作りたい、確立したい、すべてメイドインジャパン、にこだわりたい、というところはどうしても譲れず。

 

結果として、私達の思いを汲んでくださる、別のスキーストックメーカーさんと巡り合え、まさに災い転じて福、となりました。が、当然ながら納期をありえない短期でお願いしなくてはならず、すごく無理をきいてもらってしまってとってもありがたかった半面、申し訳なかったです。


クラウドファンディングの御礼リターン商品も、スキーベルトやステッカーや色々制作しました。

 

それは、「私達だったら、こういうものがリターンとしてほしいよね!」というものも含んでいました。

 

ところが、メインであるスキーストックに時間をとられすぎて、こちらの制作もどんどん遅れてしまったのです。

 

ご支援いただいた方々には大変申し訳なかったですし、そういった経緯もあり、「応援してるよ!」と言ってくださって支援してくださったことはとっても嬉しいし、感謝してましたが、あまり2度目のクラウドファンディングをするつもりはありませんでした。


スキーウェア製作に問題山積なれど、現状では生産できないかもしれないけれども、それはそれ。というつもりだったのです。

 

ところが!ReineDeer初のインターン学生さん。

彼女がこの京友禅スキーウェアのサンプルのサンプル、という状態のものを目にして非常に評価してくれました。

 

「伝統工芸を現代の生活の中で使えるようにしているところが、すごいと思います!」

 

と言ってくれ、スキーウェア×伝統工芸の難しさを説明しても、それでも「作りましょう!」ということになり、それで、クラウドファンディングをやりましょう!ということになりました。